
クリーニング屋の悩みのタネ。
それは「衣類の経年劣化」です…
どんなに大切に着ていた衣類でも、
例え全く着たことがない衣類であっても!
経年劣化は避けられません。

「クリーニングをすれば新品のようにキレイに!…」とはいかない大きな理由の一つが
この経年劣化‼️
クリーニングに出さないほうがまだ綺麗に見えたなんてことにもなりかねません。
クリーニング店がこれを言うと言い訳のように聞こえてしまうかもしれません…😰
ですが‼️それでもお客様の「本当に大切な衣類」を一番いい状態で保つために
あえて今回は代表的な経年劣化の例と、それが起きやすい衣類をご紹介いたします。
知っていれば事前に防げる事故もあるはず!
目次
特に要注意の劣化現象

●【要注意・ポリウレタン⚠️】●
- ・ポリウレタン樹脂
- ・樹脂ブランドタグ
- ・合成皮革
- ・プリント
- ・シーム(防水)テープ、ビジュー等の接着
- ・シームレス加工
- ・ボンディング加工etc…


経年劣化事故の代表がポリウレタンです。
ポリウレタンは生地の圧着や加工に用いられるケースが多く、寿命は2・3年とされています。
空気中の湿度や紫外線、熱や汚れで分解され症状が出てきます。
一見はただの布に見えていても、その加工(接着等)に樹脂が使用されている場合も多く
洗うことで状態悪化が目に見えて現れてしまう場合があります。
●【変色するナイロン生地⚠️】●

ナイロン生地は紫外線・金属・ガスによる変色が生じやすく
クリーニングした後に、症状が表に現れることがあります。
光を長時間浴びると酸化されて黄変色したナイロンが、周りの汚れが落ちることでより色落ちが目立つ状態になってしまう場合もあります。
●【汚れと思っていたら生地の白化⚠️】●

固い生地が使用されていることにより、生地の縫い代部分や着用により擦れた部分が色落ち(白化)することがあります。
汚れを落とすことで着用時の摩擦による繊維の裂けや毛羽立ちが目立つようになる場合があります。
連続使用や湿った状態での着用で白化が進みます。
汚れではないのでクリーニングする事では白化を治す事はできません。
クリーニング店舗は、受け付けた衣類はできる限り洗浄を希望されている前提で処理いたします。
(もちろん、すべて検品し事前に危険と判断した場合は洗浄せずにお返しいたします。
ですが、洗う前提で受けているものですので可能な限りは極力洗う方向で考えます。
確実に経年劣化の危険を見抜き避けられる保証はできません。)
最終的に大切な衣類を守れるかは、お客様の判断も重要になってきます!
クリーニング前の衣類の素材や状態確認には注意しましょう。