
「久しぶりに出したニットに身に覚えのない穴が空いている‼️」
なんて経験はありませんか?
しかも割と値がしたものほど穴が空いていたりして…
その原因はひっかけた穴あきか…「虫食い」かもしれません!!!😱

虫食いは蛾の一種でもある「イガ」と甲虫類の「カツオブシムシ」が主な原因の虫になります。
これらの虫が「幼虫」のときに衣類を食べ、成虫となるわけです。
まとめて「衣類害虫」とも呼ばれ、衣類害虫が好んで食べるのは、タンパク質・ほこり・動物繊維・植物繊維といわれています。
ですので、人工的に作り出した「化学繊維」は基本的には虫食いにはあいません。
ただし、汗や食べこぼし後のシミなどを放置しているとそこを間違えて食べられることもあるようです。
柔らかくて温かく、化学繊維に比べるとお値段も少し高めなことが多い【ウール、カシミヤ、シルク等】ほど虫には美味しいのでよく食べられてしまうわけです。

虫に食われないように、防虫剤等でしっかり予防をするのが大事なのは大前提!ですが…
それでも、潜んだ虫によって不意に虫食い被害にあってしまうこともありますよね😭
今回は、そんな食べられてしまった後の修復法をご紹介します!
まずは穴を修復する前に、そのニットに虫がまだ潜んでいては意味がありません。
洗えるものなら洗って、風通しのいいところに天日干し!
乾燥機にかけてもいいものなら熱処理が効果的です。
どちらも不可の場合はアイロンのスチームだけをあてたり、天日干しだけでも効果があります。
では、ここからは穴の補修です!
穴あきニット修復法


【虫食いニットの修復法】
1⃣まずは糸を二つに折って、輪になっているほうを針の穴に通す。
2⃣針を虫食い穴付近下の毛糸をすくうように穴に通し、輪の部分は抜き切らずに針を糸の輪にくぐらせる。
3⃣穴の周りの網目に、コの字を描くように糸を通していき、穴をふさいで最後に玉結びで止める。
※文ではわかりにくいので図を見ることをお勧めします。

これで穴が目立たなくなりました!

補修後にも防虫剤などでこれ以上被害が出ないように対策を心がけましょう。
虫食いがあったということは、ほかの衣類も被害にあう可能性があるということです!!🐛
また、虫食い穴はできるだけ早く補修しましょう。
たとえ防虫剤等で虫がいなくなっても、空いた穴からひっかけたり。ニットを引っ張ることで穴が拡大する可能性があります。
目立たず状態を維持するためにはできるだけ穴は小さいほうがよいので、早急な対応がダメージ軽減のカギになります。
大切な衣類を長く着るため、メンテナンスを怠らないようにしましょうね!
特にお気に入りの衣類はクリーニングがおすすめです!
よごれやシミやにおいをそのままにしてしまっていると、状態は悪化して虫にも狙われやすいです。
※クリーニング後もクローゼットに防虫剤は置きましょう。