スイカは甘くて美味しいですが、水分が多いので果汁を服に落としてしまいがち…。
果汁が服についたまま放っておくと、頑固なシミになってしまいます。
ついてすぐだと水で洗い流せる果汁が、なぜ時間が経つと頑固なシミになってしまうのでしょうか。
今回は落としづらいスイカのシミの落とし方を紹介します。
このシミ抜き方法はスイカだけでなく、他のフルーツのシミ抜きにも使えるのでぜひ活用してくださいね。
目次
スイカ(果汁)のシミは時間が経つと落としにくい
果汁のシミは水溶性なので、ついてすぐなら水で落とすことができます。
けれど時間が経てば経つほど、落としにくいシミになってしまうんですよね。
その理由は、果汁の成分である【糖分・酸・色素】
これらは時間が経つと、空気中の酸素と反応して濃く変色してしまいます。
つまり果汁のシミは、ついた直後に水洗いすることが大切なんです。
すぐに対処できなければ、中性洗剤でシミ抜きしてから洗濯機に…。
(果汁に含まれるタンニンはアルカリ性の洗濯洗剤では落ちにくいため、中性洗剤を使用しますよ。)
少し面倒くさいですが、事前処理をしてから洗濯することできれいにシミを落とすことができますよ。
具体的に説明していきますね。
スイカなど色素の薄い果汁の落とし方
スイカ・リンゴ・みかんなど、色素の薄い果汁の染み抜きは比較的簡単です。
『食器用洗剤 か おしゃれ着用洗剤』を用意しましょう。
どちらも中性洗剤ですが、綿などの素材であれば食器用洗剤がベストです。
デリケート素材ならおしゃれ着用洗剤を使用してくださいね。
1.まず色落ちしないか確認する
2.シミ部分に洗剤をたらしてタオルを乗せる
3.タオルごと裏返して歯ブラシで軽くたたく(洗剤は真ん中につけると広がるため、境界線あたりから中心に向かってつけること)
4.シミが薄くなったらいつも通り洗濯機へ
ぶどうなど色素の濃い果汁のシミの落とし方
ぶどう・いちごなどの色素が濃い果汁のシミは、酸素系漂白剤を使用します。
上記で紹介したシミ抜き方法で落とせなかった場合も、こちらの方法を試してください。
1.まず色落ちしないか確認する
2.ぬるま湯に酸素系漂白剤+おしゃれ着洗剤を溶かす
3.衣類を洗浄液に30分ほどつけ置きする(40℃より熱めのお湯を使うと漂白剤の効果がアップします)
4.いつも通り洗濯機へ
頑固で落とせない果汁のシミの落とし方
1.ぬるま湯をはった洗面器を用意する
2.シミ部分の下にタオルを敷く
3.シミ部分に重曹+酸素系漂白剤を混ぜたものを乗せる
4.歯ブラシでトントンと軽くたたく
5.ぬるま湯の中に服を入れる
6.シミ部分をもみ洗いする
7.いつも通り洗濯機へ
スイカのシミの落とし方まとめ
今回は、スイカなどの果汁が服についた場合のシミ落としを紹介しました。
果汁のシミ落としは、色の濃い薄いは関係なくついたすぐであれば簡単です。
けれど時間が経過してしまったシミには、適切な洗剤でのシミ落としが必要ですよ。
水分たっぷりのスイカを食べて夏を乗りきってくださいね