春先になると、衣替えでコートをしまう人も増えるはず。
クリーニングに出す人もいれば、そのままクローゼットに入れてしまう人もいるかも!?
シーズン終わりにクリーニングに出さないと、お気に入りのコートがダメになるかもしれませんよ。
今回はなぜ季節の変わり目にクリーニングに出すべきなのか!?理由を紹介します。
目次
クリーニングに出す人は全体の34%
実は、クリーニングを出す人は全体の34%なんです。
その中の64%の人がコートやニットをクリーニングに出すと言われていますが、なぜこんなにも低いのか。
それは、
- 店舗に行くのが面倒くさいから
- 料金が高いから
- 汚れていないから
『料金が高い』『面倒くさい』という理由はわかりますが、要注意なのは『見た目がきれいで汚れていないから』という理由。
実は見た目がきれいなコートでも、汚れていることがほとんどなんですよ。
汚れたコートを洗わずに保管すると起きること
カビが生える
寒い季節でも室内に入れば暖房がかかっていて、汗ばむ時もありますよね。
また気温が低いと体温を維持するために基礎代謝が高まりますから、少しの運動でも汗をかきやすいと言われています。
そんな汗を放置したコートをクローゼットにしまい込むとカビが生えやすくなってしまいますよ。
クローゼットの平均気温は20℃~30℃で、カビが発生しやすい温度。
さらにたんぱく質はカビの栄養になるので、ウールのコートはカビの大好物です。
カビは一種の植物なので、1度繊維の奥に根を張り巡らせると繊維を養分として分解してしまいます。
白いカビは発見しやすい&落としやすいですが、黒カビは見つけにくい&落としづらいので要注意です。
臭いがしみつく
外出先に着ていったコートには、色々なにおいが染みついています。
例えば食べ物の匂いやたばこの匂い。
焼肉屋さんなどの煙は、家に帰ってきてもしばらく臭いが消えない時もありますよね。
これらの匂いを放っておくと、異臭をはなってしまう原因になるかもしれません。
クリーニングに出せば匂いはとれますし、匂いの根本を取り除くことができます。
クローゼット内に匂いを充満させないためにも、シーズン終わりにクリーニング出した方が良いですよ。
シミがとれなくなる
コートについたシミや汚れをそのまま長期保管すると、そのまま頑固なシミになって落とせなくなる場合があります。
例えば裾についた泥ハネなど、その時に洗っていれば落ちたのに時間が経ったから落とせなくなるものは多いです。
黒いコートなどは、汚れが目立ちにくいですから気付かないです実はが意外と汚れているかも。
虫食いがおこる
家で虫が付着する可能性もあるけど、外で虫がつくこともありますよね。
コートに付着した虫は春までクローゼットの中で過ごして、孵化したら繊維を食べ始めます。
ウールやカシミアはもちろん、食べかすや汗、皮脂も虫は大好き。
大事なコートを来シーズンもきれいに着るためにシーズン終わりにはクリーニングに出してくださいね。