国民食ともいえるカレー。
カレーうどんなどは「シミが飛ばないように…」と気にして食べるものの、結局は飛んでいることも多いですよね。
特に子供は気にせず食べるので、ベッチョリついて悲鳴をあげたママも多いのでは。
今回は、カレーのシミをきれいに落とす方法と裏ワザを紹介します。
目次
カレーのシミが落ちにくいのはスパイスが原因
カレーのシミが落ちにくいのは、スパイスに含まれる成分が原因です。
ターメリックというスパイスの中には「クルクミン」という黄色い色素をもつ成分が含まれています。
クルクミンは天然の着色料として、食品に色を付ける時に使われるほど色の強い色素。
色素が濃いので洋服につくと繊維を着色してしまい、なかなか取れません。
また1度ついてしまうと繊維と結合してしまうため、なるべく早く取り除くことが大切ですよ。
お家でシミ抜きする場合は、洗濯表示を確認して水洗い可能かをチェック。
さらに色落ちしないか、目立たない箇所でお試ししてからするようにしてくださいね。
カレーのシミの落とし方
ここでは、カレーのシミの落とし方を紹介します。
【ついてすぐにできる対処法】と【時間が経った後の頑固なシミの対処法】をそれぞれ紹介するので、参考にしてくださいね。
カレージミの落とし方(直後編)
カレーのシミが付いたらなるべく早く落としましょう。
カレーの油分は食器用洗剤で落とすことができますよ。
1.ティッシュで汚れや具材を取っておく
2.ぬるま湯でシミ部分を洗う
3.食器用洗剤をシミになじませる
4.優しくもみ洗いする
5.ぬるま湯で洗い流す
6.落ちない場合は2~4を繰り返す
7.いつも通り洗濯して完了
カレージミの落とし方(頑固な場合)
食器用洗剤を使っても黄色が残っている場合は、酸素系漂白剤を使います。
ポイントは水ではなくてぬるま湯を使うことと、酸素系を使うこと。
酸素系漂白剤は、水よりお湯を使うことで力を発揮しますよ。
また、塩素系漂白剤は生地を傷めたり色落ちすることがあるため避けてください。
1.ぬるま湯で表面の汚れを落とす
2.お湯に酸素系漂白剤を溶かす
3.洋服を30分から~1時間つけ置きする
4.いつも通り洗濯して完了
デリケートな素材のカレーシミ抜き方法
デリケートな素材の場合は、クレンジングオイルを薄めたものを使用すると良いですよ。
1.ティッシュで汚れや具材を取っておく
2.水で薄めたクレンジングオイルをシミにつける
3.服を裏返してシミの下にタオルを敷く
4.綿棒でシミをトントン叩く
5.さらに薄めたクレンジングオイルをつける
6.綿棒でトントン叩く
7.流水ですすぐ
8.手洗い又は洗濯機の弱コースで洗濯して完了
カレーのシミを落とす裏ワザ
カレーのシミは日光に当てることで、薄くすることができます。
なぜならカレーの色素のクルクミンは、紫外線で分解されるから。
そのため天気の良い日に日干しすると、取れなかった黄色いシミが落ちることがあるんです。
ただ、紫外線は洋服の色あせの原因になることもあるため、長時間の日干しは要注意。
洗濯表示を確認して、日陰干しを推奨している洋服は避けてくださいね。
カレーのシミを落とす時のNG行為
カレーが服についた時、水で洗うのは避けておきましょう。
水ではカレーの油分が落ちず、かえって汚れを広げてしまう可能性もあるんですよね。
またおしぼりなどで焦ってこすってしまうと、それもシミを広げてしまう・繊維に余計に染み込んでしまう原因になるため要注意。
出先でもしついてしまったら、ティッシュなどで優しくつまんであまり触らないようにしてくださいね。
カレーのシミを落とす方法まとめ
今回は食べるカレーのシミの落とし方を紹介しました。
カレーのシミが落としにくいのは、スパイスに含まれるクルクミンが原因です。
もし落ちなければ日光に当てることでも効果が期待できるので、天気の良い日に試してみてくださいね。