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取れにくい!服についた絵の具の落とし方

2022.10.07

1度服についてしまったら、落とすのが大変なのが絵の具です。

絵の具は乾くと固まるし、繊維の奥にまで色が入ってしまって厄介なんですよね。

それなのに子供がよくつけて帰ってくるのも事実。

子供からしたら、絵の具は落ちにくいかどうかなんて分からないですよね…。

今回は絵の具の落とし方を種類別に紹介します。

絵の具が落ちにくい理由

絵の具は【顔料】と【展色剤】でできています。

顔料は非常に粒子が細かいものなので、繊維に入ると落ちにくいんですよね。

また展色剤とは、絵の具が落ちないよう定着させるためのもの。

つまり洋服につくと絵の具を固めて落ちにくくさせてしまいます。

また絵の具には≪水性・アクリル・油性≫と種類がありますが、最も落ちにくいのが油性絵の具。

油性絵の具は乾くとプロもお手上げの頑固な汚れです。

そのため、絵の具が付いてしまった場合は一刻も早く洗うことが大切ですよ。

また絵の具は落ちにくいので【もみ洗い】必須です。

デリケートな素材の服は傷む可能性があるので、注意してくださいね。

服についた絵の具の落とし方

ここでは、服についた絵の具の落とし方を紹介します。

【水性絵の具】【アクリル絵の具】【油性絵の具】と、それぞれ分けて紹介しますので、参考にしてください。

水性絵の具の落とし方-1

最初に書いた通り絵の具には展色剤が含まれるため、水性でも水で簡単に落ちるものではありません。

まずはでんぷんのりを使用した落とし方から紹介します。

1.汚れた部分にでんぷんのりをたっぷり付ける

2.優しく揉みこむ

3.汚れが落ちてきたら水で洗い流す

4.いつも通り洗濯する

でんぷんのりがなければ、炊いたご飯でも代用可能です。

でんぷんが絵の具を吸着して取り除いてくれますよ。

水性絵の具の落とし方-2

次にでんぷんのりがない場合の方法です。

1.絵の具の部分にアルコールジェルをぬる

2.酸素系漂白剤と重曹を1:1で混ぜてティッシュでたたきこむ

3.熱めのシャワーを勢いよくかける

4.汚れが落ちれば完了

シャワーを当てる時のポイントは、熱めのお湯を勢いよくかけること。

勢いが良い方が、絵の具が残らずきれいにすることができますよ。

アクリル絵の具の落とし方

アクリル絵の具は乾くと耐水性が出ますし、速乾性も高いので水性絵の具より厄介です。

そのため、乾く前にすばやく落としきりたいところ。

1.食器用洗剤とクレンザーを混ぜてもみ洗いする

2.汚れが浮いてきたらぬるま湯ですすぐ

3.いつも通り洗濯して終了

何よりもスピードが大切ですので、服についたらすぐに対処してくださいね。

油性絵の具の落とし方

最後に油性絵の具ですが、これが1番厄介です。

完全に乾くと落とすのは不可能かもしれません…。

1.除光液かクレンジングオイルでシミ部分をたたく

2.セスキ炭酸ソーダをかける

3.酸素系漂白剤をつける

4.熱湯をかける

5.5~10分放置する

6.クエン酸水をかける(セスキ炭酸ソーダは服を傷めるのでクエン酸水で必ず中和を!)

これで落ちなければ同じ手順を繰り返してもいいですが、セスキ炭酸ソーダや酵素系漂白剤は服を傷める可能性が高いです。

何度もすると洋服を傷めるので、どうしても落としたい場合はクリーニング店に相談してくださいね。

けれども最初に書いた通り、絵の具はプロでも落とせない可能性の高いシミです。

クリーニング店でも断られることは考えられため、ご了承くださいね。

服についた絵の具の落とし方まとめ

今回は絵の具がついた時の落とし方を紹介しました。

水性絵の具は落としにくいものの早めに処理できれば、落ちる可能性は高いです。

けれどもアクリル絵の具や油性絵の具は固まると、落とすのが難しいかもしれません。

乾く前に対処できれば落ちる可能性は残るので、付いたらすぐに今日紹介した方法を試してくださいね。