もこもこして暖かいムートンブーツは、冬に大活躍しますよね。
けれど、雨の日や雪の日にはくとシミができやすい欠点もあります。
今回は、ムートンブーツの雨ジミの落とし方やお手入れ方法を紹介します。
ムートンブーツのシミが気になる…という人は、参考にしてくださいね。
目次
ムートンブーツとは羊毛で作られたもの
ムートンブーツとは、羊毛で作られたブーツのこと。
英国圏ではシープスキンブーツとも呼ばれていて、内側は羊毛で外側が羊革で作られています。
また中には、合成繊維でできている『フェイクムートン』もありますよ。
【リアルムートン】と【フェイクムートン】を比べた時、雨ジミを落とす方法はどちらも変わりません。
けれど、丸洗いしたいとなるとリアルムートンはNGなので要注意。
自分が履いているブーツがフェイクムートンなのか、リアルムートンなのかあらかじめ洗濯表示を確認しておいてくださいね。
ムートンブーツの雨ジミは濡らせば解決
ムートンブーツは濡れると色や質感が変わってしまうため、非常に厄介です。
なぜ濡れるとシミになるかは、起毛の流れが関係しているんですよね。
というのも雨に濡れると濡れた部分だけが収縮してしまうため、目立ちやすいんです。
つまりムートンブーツを全体的に濡らしてあげれば、繊維の状態が均一になり目立たなくなるということ。
具体的な方法は以下です。
- タオルを水で濡らして固く絞る
- 1のタオルでシミ部分を叩いて汚れを移す
- 別のタオルを濡らして固く絞り、シミ部分以外を濡らします
※パーツごとに分かれているなら、シミ部分だけを濡らすだけでOK - 布地が一体型なら全体的に水分を与える必要があります。
- 全体的に濡らせたら、ブーツの中に新聞紙を詰めて形を整える
- 直射日光の当たらない場所で陰干しする
- しっかり乾いたらお手入れ用のブラシで整えて完了
※濡らしすぎると、カビの原因になるため適度に濡らしてくださいね。
ムートンブーツのシミが濃い場合の対処法
上記の方法できれいにならない場合は、
✅濡れているだけじゃなく、油や汚れがついている
✅濡れているのではなくカビ
の可能性があり、洗わないと取れない可能性も…。
【フェイクムートン】は丸洗いできるため、次のステップに進みましょう。
- バケツにぬるま湯をいれて中性洗剤を溶かす
- 1の洗浄液にブーツを沈める
- 汚れが気になる場合はスポンジの柔らかい面でなでる
- 水を入れ替えて洗剤をすすぐ
- タオルで拭いて脱水する
- 2~3日陰干しする
注意点は、中までしっかりと乾かすこと。
ムートンブーツは分厚いため、なかなか乾きませんが、しっかりと乾かしてくださいね。
ただし早く乾かしたいからと言って、直射日光に当てたりドライヤーをあてると生地を傷めることになりかねません。
2~3日は履かないだろうな~という時など、余裕があるときに洗ってくださいね。
ムートンブーツを長く履くためのお手入れ
✅ 防水スプレーをふる
✅ ブラッシングする
雨に濡れるたびにお手入れするのは大変。
そのため2~3週間に1回は防水スプレーをすると良いですよ。
できれば「ムートン・スエード用」の物を選んでくださいね。
天然ゴムでできたブラシや家庭用スポンジの柔らかい面を使って、なでることで余計な汚れを落として清潔に使用できます。
リアルムートンが汚れた時の対処法
最初に書いた通りフェイクムートンは自宅で洗えますが、リアルムートンはNG。
というのも家で洗うと生地が縮む可能性があり、扱いが難しいんですよね。
そのためリアルムートンを洗いたい場合は、クリーニング店に相談することをおすすめします。
ココアラでは、預かった靴をオゾンを含んだオゾン水で丸洗いして丁寧に乾燥させています。
また使用中に擦れてしまったシミや捕色サービスは無料!
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ただしお返しに1か月ほどかかりますので、ご了承くださいね。