私たちは普段「天気が良いから外干ししよう」「梅雨だから部屋干しが良いな」など、考えて洗濯方法を変えていますよね。
四季がある日本ならではの考え方かと思うのですが…。
海外では普段どうやって洗濯しているのでしょうか。
普段私たちが当たり前にしている洗濯も、世界では珍しいことかもしれません…
今回は『アメリカ』『イタリア』『インド』『ロシア』『韓国』の洗濯事情をご紹介します。
目次
アメリカの洗濯事情
- 乾燥機が一般的
- パワーのある洗濯機が人気で洗濯は週1~2回
- 洗濯機に機能はあまりついていないが「温水・冷水」を変えられる
砂埃や竜巻が起こりやすいアメリカは、洗濯機を外で干すことはほとんどありません。
洗濯物を干すと景観が損なわれるし、物件の価値が下がるので外干しがNGになっています。
また乾燥機がない=貧乏くささ、治安の悪さのイメージがつくのだとか。
そしてアメリカの洗濯機はパワー重視で、あまり機能がついていません。
けれど、日本では見かけない『温水・冷水』を選べるのは魅力的ですよね。
イタリアの洗濯事情
- 一部の地域を省いて外干しOK
- 水質が硬水なので、お湯で洗うのが主流
- 白い服・黒い服・色物と仕分けして、洗剤も使い分け
- 洗剤や柔軟剤の香りが強く、沢山入れる傾向あり
- 抗石灰石洗剤を使用する
イタリアは日本と同じく、外干しで洗濯物を外に干すことも多いです。
日本と大きく違うことは水が硬水だということ。
硬水はカルシウムやマグネシウム(いわゆるミネラル)が多く含まれているため、洗濯に使用すると白っぽくなってしまったり、ダメージがでやすいんですよね。
そのため、白くならないように抗石灰石洗剤を毎回いれるみたいですよ。
また白物・色物・黒物で仕分けして、洗剤も使い分けるのが一般的です
インドの洗濯事情
- 洗濯機もあるが、川で洗濯している地域もあり
- ムンバイには町中の洗濯物が集まる「公共の大洗濯場」がある
- 洗濯人や洗濯が乾くまでじっと待つ職業がある
インドでは川で洗濯をしていて、石に叩きつけて汚れを落とす光景が見られます。
またカースト制度が残っているインドでは、ドビー(洗濯人)と言われる仕事があるようですよ。
洗濯場である「ドビー・ガード」は100年以上の歴史がある建物で、観光地になっています。
ロシアの洗濯事情
- 極寒なので外干しできない
- お風呂場にロープを張って乾燥するのが一般的
- セントラル暖房が設備されているので問題なく乾く
- 布団などは熱湯を使って殺菌を行う
- 氷点下になる地域では、外干ししてカチカチにしてから氷を振り払って乾燥させる人もいる
外の気温が氷点下になるロシアでは、外干しはしません。
ほとんどの家庭でセントラル暖房が普及しているため、お風呂場でもしっかり乾きます。
中にはカチカチに凍らせてから氷を振り払って、乾燥されるツワモノもいるようで…すごいですね。
韓国の洗濯事情
- 布団は洗濯機で丸洗いする
- 綿の物は煮沸する
- 黄砂がひどいのでベランダの先も窓があって、外気をシャットダウン
- マンションにクリーニングのお店の人が勧誘にきてその場で出せることも…
お隣の韓国では黄砂がひどいので外干しはしません。
そのためベランダに出ても窓がついていて、ランドリールームのようになっているのだとか。
驚きなのが、マンションなどにクリーニング屋の人が来て勧誘をすることがあること。
どうやら非常階段を上から下に駆け下りながら『洗濯!洗濯!』とアピールして、クリーニングに出したい時はその人を呼び止めるみたいです。
日本にはないサービスですが、自分でお店に行きたくない人には便利ですね。
世界の洗濯事情まとめ
今回は『洗濯事情』を紹介しました。
日本では当たり前のことも海外では、普通でなかったり面白いですよね。