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ヘアカラーが服についた時の落とし方

2022.10.03

コロナのこともあり、自宅でヘアカラーする人も多いのでは。

家で髪を染めるのは便利ですが、洗面台や衣類に液剤が垂れてしまう危険もありますよね。

ヘアカラーの液剤は『染色する』ものなので、ついてしまうと落とすのは大変です。

今回はヘアカラー剤がついてしまった際の対処法を紹介します。

自宅で髪を染める機会が多い人は参考にしてくださいね。

ヘアカラー剤とは、酸化染毛剤

ヘアカラーは酸化染毛剤と呼ばれるもので、元々ある色を脱色した後に染料を浸透させるもの。

そのためすごく強力な薬剤なのですが、色を脱色するという意味では服についた時も同じです。

服につくと洋服の色素が分解され、そこに染料が浸透してしまうんですよね。

一度付着して浸透してしまうと、プロでも落とせないため注意が必要です。

ちなみに1剤と2剤を混ぜるタイプのヘアカラーは、すぐに色が出るわけではなく酸素と触れることにより徐々に色がでてきます。

そのため、薬剤がついた直後なら汚れが落とせる可能性が高いんですよ。

ヘアカラーは繊維に染み込んでしまうと厄介なので、ついたら早めの対処をしてくださいね。

ヘアカラー剤の落とし方(ついた直後)

ヘアカラーは付いた直後なら、色もついていないため水で落とせます。

カラー剤が付いた場所を、すぐ流水で洗って落としましょう。

それで落ちない場合は、漂白剤を使用します。

1.シミ部分に酸素系漂白剤をつける
2.お湯につけ置きする(30分ほど)
3.落ちない場合は2時間まで様子をみても◎

※酸素系漂白剤の、成分が反応し終わるのが大体1~2時間と言われています。そのため2時間以上つけ置くと衣類が傷んでしまうし、再汚染(汚れが衣類に再付着)してしまうので要注意。
 
(再汚染はポリエステルなど化学繊維の服は顕著に表れます)
 

漂白剤を取り扱う時の注意

ヘアカラーは染色のための液剤なので、酸素系漂白剤では取れない可能性も…。 
その場合は塩素系漂白剤を使いますが、取り扱いは要注意。

『塩素系漂白剤は』漂白力が高いため、白い洋服のシミを取るには有効ですが気を付けなくてはならない点も沢山あります。

・真っ白な素材限定
・平織であること
・刺繍や柄が入っていないこと
・丈夫な素材であること
・レースがついていないこと

また酸性の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生してしまうため、注意書きをよくみて使用してくださいね。

ヘアカラーがシミになった時の対処法

ヘアカラーがついた時、すぐに対処できずにシミになった場合の落とし方です。

1.シミ部分に除光液をつけてタオルで叩く
2.歯ブラシに歯磨き粉をつけて優しくこする
3.お湯で洗う

ヘアカラー剤がなかなか落ちない時の対処法

1.酸素系漂白剤でこする
2.ドライヤーで乾かす
3.クエン酸と水を混ぜたものをかける(水200mlに対しクエン酸小さじ1を混ぜたもの)
4.お湯で洗う

どうしても落ちない場合は、クリーニング店に相談しても良いかもしれません。

けれどカラー剤が浸透して洋服の色素が抜けてしまった場合は、期待しない方が良いかも…。

ヘアカラーはなるべく服につかないように気を付けることが大切です。

ヘアカラー剤を取り扱う時の注意点

ヘアカラーは洋服についてしまうと大変厄介です。

自宅で染毛する際は、下記に気を付けて衣類に付かないようにしてくださいね。

・汚れてもいい服を着る
・首にケープやタオルを巻く
・前開きの服を着る

まずはお気に入りの洋服を避けて、着なくなった服を用意しましょう。

色あせて着なくなった服や、捨てる予定だった服がベスト。

さらに前開きの服を着ておけば途中でも脱ぐことができるし、流す時ひっかかって首回りについてしまうことをふせげますよ。

ヘアカラー剤の落とし方まとめ

今回はヘアカラーが服についた時の落とし方を紹介しました。

最初に書いたように、ヘアカラー剤は脱色した後に染料をいれる大変強力な液剤です。

時間が経つと取れる可能性は低いため、

✔ついたらすぐ洗い流す
✔ついても良い洋服をきる

など被害を抑える工夫をしてくださいね。