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感染性胃腸炎に要注意!嘔吐物の取り扱い方法

2022.11.01

子供がウイルス性胃腸炎など、感染力の強い病気になった時、嘔吐物の取り扱い方法がとても大切です。

嘔吐物を触った手やその手で触れた物を介して、口に入り感染してしまうからです。

また乾燥した嘔吐物が飛散し、そのウイルスを吸い込み感染することもあるから要注意。

今回は【家族の誰かが感染性胃腸炎になってしまった時】気を付けたほうが良いこと、気づいたポイントをまとめますのでぜひ参考にしてくださいね。

嘔吐物の取り扱い方法と注意点

嘔吐物処理の3原則

  1. すぐにふき取る
  2. 乾燥させない
  3. 消毒する

最初に書いた通り感染性胃腸炎は、感染している人の嘔吐物や便から感染してしまいます。

そのため、3原則を守ることが大切です。

嘔吐物を処理する時に必要なもの

  • 使い捨ての手袋
  • マスク
  • エプロン
  • 密閉するビニール袋
  • 塩素系漂白剤
  • 漂白剤を希釈する入れ物(ペットボトル・バケツなど)
  • ペーパータオル

嘔吐物が付いたものは捨てるので、使い捨ての手袋やマスク、または捨てる予定のタオルなどを使いましょう。

嘔吐物の処理手順

  1. 喚起のために窓を開け、手袋・マスク・エプロンをつける
  2. 次亜塩素酸ナトリウム(ハイターやブリーチなどの塩素性漂白剤)の50倍液を浸したペーパータオルを覆いかぶせ、周りから中心に向けて静かにふき取る(便も同様)
  3. ふき取ったペーパーと手袋はビニール袋に入れて密閉し捨てる
  4. 手洗い・うがいを十分にする

嘔吐物を処理する時の注意点

  • 手袋は付着した汚物が飛び散らないように裏返して外す
  • 手袋⇒エプロン⇒マスクの順に外して廃棄する
  • 喚起をするときは風の通り道を作ること
  • 手洗いは爪の間、指先、シワまでしっかり洗うこと
  • 時計は外して手洗いすること

※嘔吐物は想像以上に広範囲で飛び散ります。ある機関の実験では床から1mの所で吐くと、吐いた場所から1.8mフローリングでは2.3mまで飛び散る結果が出ました。嘔吐物から広範囲の場所も掃除しましょう。

嘔吐物が付着した衣類の洗濯方法

嘔吐物が付着した衣類は乾燥しないように、ビニール袋に入れて密閉しておきます。

マスク・手袋・エプロンを付けて、衣類を消毒していきます。

消毒には塩素系漂白剤を使用しますが、色物は色落ちしてしまうためNG。

塩素系漂白剤が使えないものは、熱湯で消毒しますよ。

●塩素系漂白剤が使用できるもの…50倍に希釈した消毒液に30分間浸す

●塩素系漂白剤が使用できないもの…85℃以上の熱湯に1分以上浸す

※熱湯で消毒する際はヤケドに注意すること 

※ウイルス性胃腸炎の消毒にアルコールは効果がありません。消毒液か熱湯で消毒しましょう!

※熱湯でも色落ちする可能性があります!

50倍希釈の消毒液の作り方

●嘔吐物がついた床・リネン・衣類・トイレ…50倍に希釈した消毒液を使用

床:50倍液に浸した布・ペーパータオルで拭いた後で水拭き
トイレ:50倍液で洗って30分放置した後に水で洗い流す
衣類:50倍液に30分ほど漬けこみ、他の洗濯物とは分けて洗濯機で洗う

≪50倍希釈の消毒液の作り方≫
水500ミリリットルに対してペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を入れる

200倍希釈の消毒液の作り方

●直接嘔吐物が触れていないドアノブ・おもちゃ…200倍に希釈したペーパータオルで拭いたあと水拭き

≪200倍希釈の消毒液の作り方≫
水2リットルに対してペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を入れる

※カーペットや布団などの大型のものは、スチームアイロンで1か所に付き2分間蒸気をあてると効果的です。